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formmailの使い方

formmail.phpは、自由に作成されたメール送信用のフォームを自動解析して、指定した送信先にメールを送信するエンタープライズ版用の有料オプションです。 TryCMSの「メールフォーム」オプションとの違いは、ここにあります。 メールフォームオプションは、コンパネ上でフォームを設計しますが、formmail.phpは、ホームページ作成ソフトなどを利用して自由に作成されたフォームを解析するのです。 多少の制限はありますが、ほとんどの場合、自動解析できます。
また、今回のバージョン2012.03版からは、jQuery mobileをサポートしていますので、スマートフォンやタブレット型パソコンでもご利用いただけます。

※jQuery mobile は、スマートフォン、タブレット共に「モダンブラウザ」専用です。 iPhone、iPadは、Mac製safariで、その他のandroidを採用している機種ではGoogle製chromeですのでモダンブラウザです。 極一部のMicrosoft Windowsを採用しているスマートフォン、タブレットでは、Internet Explororがモダンブラウザではない為、多少デザインが異なります。 したがって、Windows Internet Explororを使って動作確認もできません。

準備
オプションをお申し込みいただき、システムを更新すると必要なシステムが自動的にインストールされ、 マインメニューに[コンテンツ]-[formmailの使い方]が追加されています。 このメニューを開くと使い方に関する詳細とユーティリティが有ります。 メールを送信するには、各フォームに1つformmail.phpが必要ですので、フォームの有るディレクトリにformmail.phpをコピーしなくてはなりません。 ユーティリティは、このコピーを簡単に行うことができます。

  1. [ディレクトリ選択]ボタンを押すと、ファイル選択ダイアログが開きますので、フォームのあるディレクトリを選択してください。
  2. formmailに管理者モードでアクセスする為のパスワードを設定します。 セキュリティの為、必ず8文字以上のランダムな半角英数字を設定してください。
  3. [コピーする]ボタンを押すと指定のディレクトリに、パスワードが設定されたformmail.phpがインストールされます。
動作環境の設定
コピーが完了すると、動作環境を設定する為、管理者モードでformmail.phpにアクセスします。
アドレスは、formmail.phpを設置したurlに管理者パスワードを付加したurlです。
【例】http://www.company.co.jp/toiawase/formmail.php?CGI_root=○○○○○○○○
Admin pw
  • 本コンパネにログインする管理者のパスワードを変更します。
    セキュリティのため、一切のエラーを表示しません。 成功、失敗等のメッセージも同様です。
  • パスワードは最低でも6文字以上設定してください。
Language
  • 使用言語
    formmail.php の有るディレクトリ内に言語ディレクトリを作成し、 その中にLanguage.txt を作成することでオリジナル言語を作成可能。 デフォルトは日本語[jpn]です。
Encode
  • 設問htmlファイルの文字コード(システムではUTF-8がデフォルト)
Server Encode
  • サーバがデフォルトの文字コードを設定している場合
Homepage
  • ホームページに戻るためのアドレス
Quepage
  • 設問ページのアドレス
mailform_max
  • 設問数
Sendmode Linux系OSでは、複数のメール送信法をサポートしていますが、formmail.phpは、そのほとんどに対応しています。
  • mail
    PHPのmailコマンドで送信(添付ファイル不可)デフォルト
  • sendmail
    UNIX系OSのsendmailコマンド
    (sendmailのパスSendmailの設定が必須)
    同一のサーバのsendmailが利用可能な環境では最も高機能
  • qdsendmail
    文字化け等が解消されない場合に選択(添付ファイル不可)
  • SMTP
    webサーバと異なるサーバのSMTPを使用する場合
    (添付ファイル不可)
    • Authmode
      メールサーバに認証が必要な場合の認証方法。 POP_BEFORE、SMTP_AUTH、認証が必要ない場合は単にSMTPとする
    • Port
      ポート番号
      通常は25、OP25B対策を行っているサーバでは587を設定する
    • Uid
      SMTPが利用可能なユーザのアカウント
    • Upw
      SMTPが利用可能なユーザのパスワード
一般的には[sendmail]を選択し、sendmailのパスを[/usr/sbin/sendmail]を指定します。
Mailto
  • メールの送信先
Cc
  • カーボンコピーで送信するメールアドレス
    複数設定する場合は半角間まで区切って設定
Bcc
  • ブラインドカーボンコピーで送信するメールアドレス
Template
  • デザインされたテンプレートhtmlドキュメント
Subject
  • このフォームから送信されてくるメールのタイトル
privacyAuth 確認画面でプライバシーポリシーの同意をする
sort 設問を50音順(Ascii)で並び替える
nonFields 未記入の項目は、項目ごと削除して表示しない
Check
  • 未記入をチェックする項目名
    半角カンマ又は、[Enter]で区切って、いくつでも設定可能、ここで設定した項目は必須になる
  • 項目名にはすべての半角記号は使用できない
Mailfield
  • メールアドレスとして認識する項目名
    この項目が未設定の場合は自動返信は行われない。
    出来るだけ必須にしておく。 メールフィールドを必須に設定すると、未記入だけでなく書式もチェックされる
Comparison
  • 入力内容を比較する項目名を半角カンマで区切って設定
  • 複数作成する場合は['Enter']又は、「;」で区切って設定可能
  • 以下の例では「Email」項目と「Email(確認)」項目の内容をチェックして異なる場合はエラーを出力します。
    【例】Email,Email(確認)
Connectfield
  • 結合項目の設定
    複数の項目を結合して新しい項目を作成できます。
    【書式】
    新項目,区切り文字,項目1,項目2,項目3,項目...
  • 結合する項目数に制限はありません。
    作成する項目が複数ある場合は['Enter']又は、「;」で区切って設定します。 以下の例は、都道府県と市区町村、番地、ビル名を結合して新しい項目「ご住所」を作成しています。
    【例】ご住所, ,都道府県,市区町村,番地,ビル名
Hidden
  • 非表示の項目を設定します。
    通常、照合のための項目や、結合された項目は必要在りませんので非表示にします。
Gopage
  • 送信完了時にジャンプ表示するページのURL
    省略すると['Thankyou']で設定したメッセージが表示される
Return
  • 自動返信の送信
    自動的に返信を送信する場合は['yes']を指定します。 メールの本文は['Returnmsg']で設定しておかなければならない
Attach
  • 自動返信メールにファイルを添付する場合に設定
  • 複数有る場合は半角カンマで区切って設定
    もちろん、自動返信はonの場合にだけ有効
  • 送信モード(Sendmode)で「sendmail」以外を選択している場合は不可
Filefields
  • ユーザからのファイル添付を要求する項目名
  • 複数ある場合は半角カンマで区切って設定
  • 送信モード(Sendmode)で「sendmail」以外を選択している場合はアップされたURLを通知
Csvfile
  • 投稿内容をCSV形式でサーバに保存できます。 CSVの漏洩は直接個人情報の漏洩です。 必ず推測不可能なファイル名にし、出来るだけブラウザではアクセス不可能なパスを設定
    【例】Csvfile= ../../userfiles/csv_file.csv
    また、この項目はhtmlで設定しない事。間違いなく漏洩する。 省略するとサーバには保存しない
Publicfile
  • Csvfile とは別に、複数の設問フォームの収集結果を1つのCSVに統合して保存できます。 CSVのフォーマットを統一するため['CSV_Fields']に項目名を全て設定する。 ここでは保存するパスを設定(未設定は保存しない) CSVの漏洩は直接個人情報の漏洩です。 必ず推測不可能なファイル名にし、出来るだけブラウザではアクセス不可能なパスを設定
    【例】Publicfile=../../userfiles/public_csv_file.csv
    また、この項目はhtmlで設定しない事。間違いなく漏洩する
Filelimit
  • アップロードされたファイルの保管期限
    省略すると1週間(7日)で自動的に削除
Thankyou
  • 送信完了時のメッセージを複数行で設定。 送信完了時に表示するページ「Gopage」が設定されている場合はGopageが優先。 空行を設定する場合は先頭にスペースを置きます。
Returnmsg
  • 自動返信用のメッセージ。 ご記入いただいた項目を転用する場合は%項目名%のように半角%で括る。 投稿内容すべてを引用する場合は%body%とする。 署名[Signature]は自動で添付されますので、ここでは設定しない
Signature
  • 管理者の署名
CSV_Fields
  • 複数の設問フォームの収集データを1つのCSVに保存するための項目名を列挙。 項目はいつでも、最後に追加できますが、順序を移動することはできない。 設問フォームの件名(CGI_Subject/Subject)と日付は自動で先頭に記録される。 ファイル添付型などオブジェクトのフィールドは設定不可
このように、細かな設定まで行えますが、最低限度必要な設定は、
  1. Encode
    設問フォーム(アンケートページ)の文字コード
  2. Quepage
    設問ページのアドレス(/から始まる絶対パス)
  3. Sendmode
    通常は[sendmail]を選択して、「Sendmail 選択時の設定」に[/usr/sbin/sendmail]を設定します。
  4. Mailto
    メールの送信先(メールアドレス)
  5. Template
    デザインされたテンプレート(通常は設問ページにしておきます。)
  6. Subject
    送信されてくるメールのタイトルです。
  7. Thankyou
    送信完了時に表示される「ありがとう」のメッセージです。
これだけ設定しておけばメールは届きます。
設問フォームの作成
フォームは、以下の規則を守っていただければ、基本的にフォームページ作成ソフトなどを利用して自由に作成していただけます。
  1. formの送信先actionはformmail.php
    フォームの送信先はformmail.phpになります。
    
    										<form action="formmail.php" method="post" name="mailform" id="mailform">
    
    										--中略--
    
    										</form>
    									
  2. フォーム宣言の前後に特殊なコメントを設定
    設問フォームをテンプレートとしても利用可能なように専用の特殊なタグを挿入します。
    
    										<!-- CGI Document.inc -->
    										<form action="formmail.php" method="post" name="mailform" id="mailform">
    
    										--中略--
    
    										</form>
    										<!-- /CGI Document.inc -->
    									
    1行目と7行目は同じように見えますが、開始と終了で異なります。ご注意ください。

最背低限度必要な設定はこれだけです。設問部分は自由に作成してください。

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Q3:メールアドレス